STAFF BLOG
ブログ一覧
美容室の売上を上げる方法の例 | 美容ディーラーが良いなと思った方法
美容室が売上げをどんどん上げていくために新規客をどのように獲得していくのか、経営課題の一つかと思いますが、少し違った視点による売り上げを上げるための仮説をここではお伝えできればと思います。
前までは新規のお客様の獲得ができていたけど、最近新規のお客様が少なくなってきたという美容室であれば、お役に立てる内容になっているかと思います。
サロン様によって経営方針は様々なので一つの参考にしていただければと思います。
美容室の売上げが伸びない理由の仮説
◆最近、新規客の獲得がしづらくなっている…
◆スタイリストになったばかりのスタッフの売り上げが少ない…
◆店販商品が売れない…
◆固定客がなかなかつかない…
◆アシスタントが売り上げを産むことをできればいいができない…
売り上げが伸びない理由は、たくさんあり、サロンによって様々だと思います。
ただ、サロン業界自体の変化によるものもあり、昔に比べると美容室がたくさん出店しているため、新規客の取り合いが続いている多数乱戦の時代に入ってきています。
そのため、前はどんどん新規客の獲得ができていたけど、最近はめっきり減っているサロンが増えてきている傾向にあるので、広告などに頼った集客だけでは、売り上げを伸ばすのが難しいと言えるかもしれません。
ただここで、売り上げが伸びない理由の一つに、アシスタントに効果的な生産活動をさせられていないことが大きな要因ではないか?という仮説を思いつきました。
美容室の売上アップの要はアシスタントかもしれない
美容師のアシスタントといえば、あくまでも研修期間中の見習いというイメージをお持ちのサロンオーナー様やスタイリスト様が多いかと思います。
実際にアシスタントがしている仕事内容自体も、床の掃除、スタイリストの補助、シャンプーなどで、生産的な活動(売上を作る)をしているアシスタントは少ないでしょう。
ただ最近、業績を伸ばしてきている美容室の多くは、アシスタントも売り上げを上げられるような仕組みを作っているところが多いのです。
ということは、美容室の売り上げを伸ばすための要はアシスタントかもしれません。
今までアシスタントは平均2〜3年は売り上げが無く、スタイリストがアシスタントの分まで売り上げを上げていくというのが一般的でした。しかし、これは、新規客の集客がしやすかったという後押しがあったからできたことでは無いのかと思います。
デビューしたてのスタイリストが売り上げを上げにくい理由
そもそも顧客心理はスタイリスト歴7〜8年を狙っていくという声が多いので、アシスタントからスタイリストになったとしても、新規客がつきにくいです。また、顧客のつかみ方がわからなくてなかなか固定客となりにくい。そのためスタイリストととしてデビューしたとしても売り上げを上げづらい状況が続きます。
経営者としては、アシスタント期間は投資期間で回収するまでに数年かかるので、スタイリストになったら売り上げを上げていってほしい。と思いますが、それがなかなか厳しい時代になってきているのも事実です。
そのため、アシスタントがスタイリストデビューした時に、顧客が既についている状態を作れる仕組みがあれば、自然と売り上げが伸びるのではないか?と考えました。
最近、売り上げが伸びている美容室はアシスタントをケアリストと名乗らせて店販による売り上げを増やしているとこもある
最近売り上げの伸びている美容室は、アシスタント時代から生産性を持たせるようにしています。
例えば、シャンプー・トリートメントなどの店販をさせるようにするために、アシスタントではなくケアリストとして、お客様と関われるようにしています。
ケアリスト(アシスタント)としての役目
カット・カラー・パーマなどは、スタイリストがするけど、ケアリストは頭皮や髪の状態をしっかりとカウンセリングして、シャンプーの時にその人に合ったシャンプーを選んで実際に良さを実感してもらえる様にしています。
スタイリストにバトンタッチするまでの間、ケアリストがお客様に髪の毛の状態などをしっかりと説明し、どんな対策が必要で、どんな商品を使ったから、実際にどのようによくなったのかを実体験してもらう時間を作っています。
そして、そのケアリストが関わって販売に繋がった店販商品はケアリストの売り上げにしています。
この仕組みにより、売り上げが上がるだけでなく、さらなる効果が期待できます。
アシスタントでありながらスタイリストの経験ができるから売上を作るためのベースが出来上がる
まず、お勧めして買ってくれたお客様がまた来店してくれたら、「家で使ってみてどうでしたか?」と、声をかけやすくなるし、お客様も話のしやすい状態なので、初回の時よりも様々なことをヒアリングしやすくなり、アシスタント時代に仮スタイリストのような経験を積むことができます。
そのため、悩み改善の能力、プレゼン力が身につき、店販だけでなく、トリートメントメニュー・ヘッドスパメニュー・アシスタントが提案できるようになります。
更に、深くお客様と話をすることになるので、固定客となる可能性も上がり、スタイリストとしてデビューした頃には、固定客をつかんでいくために必要なスキルが身についているのではないかと思います。
これらのスキルが身につくと、モデルカットをしてもらうためのプレゼン力も身につくと想像できるので、モデルカットの勧誘数やそこからの固定客化もできる可能性が出てきます。
よってスタイリストデビューした段階でも、売上を作れるようになるのではないかと思います。
美容室の売上を作れるアシスタントにするためのカリキュラム例
サロンによって、アシスタントに用意しているカリキュラムは様々かと思いますが、一般的に必須としているカリキュラムは下記ではないかと思います。
◆シャンプー
◆カラー(グレイ、ファッション)
◆パーマ(ストレート、ホールド、デジタル)
◆フィニッシュワーク(ブロー、ドライ)
◆カット
◆ヘッドスパ
これらのカリキュラムが基本となり、ここから美容室独自のカリキュラムが組まれていることかと思いますので、次で説明させて頂くカリキュラムは参考程度にしていただければと思います。
アシスタントに売り上げを上げさせるために推奨するカリキュラム
◆シャンプーカウンセリング(シャンプー前と後)
サロンで行っていないと難しいことになりますが、スタイリストよりも知っている状態を作り出すことができれば、ケアリストとしての第一歩となります。
◆悩みの引き出し方
悩みを聞けなければ、お客様に最適な提案ができません。
ここでは悩みを深く引き出せるようにする技術を身につけます。
◆シャンプー技術
シャンプーやトリートメントを店販するためには、良い体験をしていただく必要があります。そのため、シャンプー技術を身につけるのは必須となるかと思います。
◆商品知識
そもそも深い商品知識がなければ、お客様に提案することができません。そのため、スタイリストよりも商品知識を持てるように商材メーカーのセミナーなどの参加するのも必要かと思います。
◆営業(トーク、タイミング、連携の取り方)
やはり店頭販売量を増やすためには、スタイリストとの連携を取る必要もあります。そのため、タイミングやどんなトークをするのかなど、最初からすり合わせを行っておく必要もあるかと思います。
その他のアシスタントの立ち位置によるカリキュラム想定
◆リセッターカット技術(枝毛だけを処理する)のカリキュラム
◆化粧品(肌診断をするなど)の販売に繋げるためのカリキュラム
何をするのかによりますが、そのサロンの特徴や強みを作るという考え方で、何かに特化した形を取るのが好ましいのではないかと思います。
こんなカリキュラムは売上アップに繋がらないことが多い
トータルビューティーを押している美容室はどんどん増えていますが、1つ1つのことに対して専門的なプロになれるぐらいの思いがなければ、いろんなことをしても付け焼き刃となり、今の時代ではなかなか通用しないのではないかと思います。
そのため、先ほどのシャンプー・トリートメントや頭髪・頭皮に対する深い知識を持ったケアリストにするというように、何か1つのプロを作るということを目的としたカリキュラムにしたほうが強みとなり、売上アップが予想されます。
だからこそ、「あれもこれも需要があるから」とカリキュラムに入れてしまうと、1つのことをものにするまでに時間がかかってしまうので、なかなか売上アップには繋がらないのではないかと思います。
ぜひ何かに特化したプロを作るという目的で、カリキュラムを組んでみてはいかがでしょうか?
美容室の売上を底上げするにはアシスタントの協力が不可欠
ここまで、アシスタントにも生産活動をさせることで、効果的に売上を上げられるようになった美容室を例に説明させていただきました。
美容室の特色にもよりますが、今までのアシスタントという概念を変えてみることにより新しい方法を見つけることができるかもしれません。
それが、例に挙げた美容室はケアリストという方法だっただけで、カラーリングのプロかもしれませんし、トークのプロかもしれません。
アシスタントを利用し、どのような方法を取るのかはその美容室次第ですが、ぜひ成功例から何かインスピレーションを得ていただき、美容室の売上アップにつなげていただければと思います。
CONTACT
お問い合わせ
美容に関するご相談やご質問など
お気軽にお問い合わせください
電話でのお問い合わせ
メールでのお問い合わせ