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ケアリストで売上げアップ!ケアのスペシャリストがいるサロンRUSSO

2017.10.02
今輝いている美容師さん

 

『ケアリストとスタイリストの立場は一緒。ケアリストがいるからスタイリストもデザインが作れると感じる。』

by RUSSO

 

アシスタントさんをケアのスペシャリストとして育て、スタイリストと同じ立場で提案&施術を行うケアリストとして営業をしているサロンRUSSOのオーナーである吉岡様にインタビューをさせていただきました。

 

今回取材をさせていただいたRUSSOのサロン情報

■サロン名
RUSSO(ルッソ)

 

■取材をさせていただいたスタイリスト様
オーナー 吉岡 様

 

■所在地
〒536-0005
大阪市城東区中央1-2-23
京橋ビルディング1F

 

■サロンURL
http://russo-hair.jp/

 

ケアにチカラを入れていこうと思った理由ときっかけ

自分が年齢を重ねていくと共に、担当しているお客様も一緒に年齢を重ねていくにつれて、お客様が求めるスタイルや髪・頭皮の状態も変化してきていると感じるようになりました。

 

そして、お客様が求めるスタイルに対してデザインで応えることにギャップがあるように思い始めたんです。

 

お客様の髪のダメージ、生活習慣が異なる中で、髪や頭皮環境の状態が良くないと良いデザインは作れないと感じたことがケアにチカラを入れていこうと思ったきっかけです。

 

ケアのスペシャリストであるケアリストとはどういったものか

ケアリストを一言でいうなら、頭皮や髪のケアのスペシャリストのことですね。

 

スタイリストはカットやカラー等を通じてデザインを作りますが、ケアリストはそのデザインを作るための地盤となる“素材”を作る大切な役割を担っています。

 

美容室でのアシスタントという役割は、どうしてもスタイリストの補助的な役割がメインになりがちで、お客様との距離感も生まれて信頼してもらいにくい環境ですよね。

 

RUSSOではアシスタントに“ケアリスト”というポジションを用意したことによって、ケアのスペシャリストとして、お客様としっかりコミュニケーションを取ることができるようになりました。

その結果、アシスタントがこれまでよりも、責任感を持って仕事をしてもらえるようになりましたね。

 

ケアリストの存在によってお客様の反応はいかがですか?

 

スタッフが成長してくれたおかげなのですが、常連のお客様が私にはケアのことを全く聞いてくれなくなりました。笑

 

ケアリストの存在の大きさを知るデータでもあるんですが、ご来店いただいてるお客様の70~85%はトリートメントかヘッドスパの施術をされています。

過去最高はヘッドスパ・トリートメント併せて100%だったときもあります!

 

ご来店される約80%以上のお客様はケアリストに質問をしていただけるようになりました。それだけケアリストがお客様にも認知してもらえているのかなと感じています。

そして、お客様からのご意見として

 

「RUSSOに来てから髪がキレイになった」

 

「自分の髪や頭皮の状態を知るキッカケになった」

 

「頭皮の状態が良くなった」

 

「髪の毛のおさまり、ツヤが良くなった」

 

という嬉しいお声もいただいています。

 

ケアリストは、ヘアケアのスペシャリストなので、スタイリストと同じ立場に立って、過去・現在・未来の提案ができる役割を持って、お客様と一緒に希望を叶えていく必要不可欠な存在だと感じています。

 

実際にケアリストはどのようにケアをおこない、得意としているのか

RUSSOでは現状説明・改善方法・未来提案の3つがポイントだと考えています。

 

まず最初は髪よりも”頭皮の状態を良くする”という点にスポットを当ててお話しをしています。

 

例えば、髪の毛のダメージなどは実際に触ったりすると分かりやすいのですが、頭皮が凝っているかどうか、血行の流れはどうかなど、お客様自身では分かりにくいですよね。

 

だからこそ、ケアリストが見たり触ったり、マイクロスコープのカメラを使って専門的な視点で、現状を具体的に説明するようにしています。

 

そして、現状の頭皮の状態を改善する必要性をしっかり説明してから、改善方法や必要なアイテムを紹介したりしています。もちろん、ご自宅でお風呂上がりに簡単に出来るケアの方法なんかもきっちりアドバイスしています。

 

最後に未来提案です。

例えば、「夏場は毛穴がつまる」など、具体的に「○○をすると○○になる」と言ったように、できる限り今の現状から将来の不安、また改善をすることによって得られる未来をイメージできるように提案しています。

 

このように、しっかりと現状と未来に向けた改善方法を伝えるようになってからは、マイクロスコープを使ったスパが好評で、RUSSOのスパ比率の40%を占めるほどになってます。

 

そして、オススメする商品アイテムなどは、ケアリスト自身がアイテムを使って効果を実感して、理解を深めるようにしています。やっぱり、使ったことのないアイテムをお客様に説明するのはとても難しいことですからね!

 

ケアリスト自身の理解が深まっていくからこそ説得力が増して、提案も聞き入れてもらえると思っています。

 

こうしてきたことで、ケアリストがスパメニューのみで月間最高20万円の売上げを達成できました。また、ヘッドスパ+トリートメント+店販で最高約100万円の売上げを上げたケアリストもいます。

 

お客様の美意識を変えるような説明と提案を心がけていくことで、いい循環を生み出せているのではないかと思っています。

 

RUSSOは頭皮を意識したヘアケアをされているとの事ですが、実際にRUSSOが考えるヘアケアとはどんなものか

RUSSOのケアリストは、お客様の美意識を変える&上げることを意識して、頭皮の重要性をしっかりと伝えるようにしています。

 

家で例えると、頭皮は基礎の部分になりますよね。良い基礎がないと良い家が建たないように、良い頭皮がないと良い髪の毛は育たない。そんな風にRUSSOでは考えています。

 

デザインも大切だけど、やっぱり素材が何よりも重要ですからね!!

 

だからヘアケアは、お客様の求めるデザインを作るために必要な地盤を作るものだと考えています。

 

また、RUSSOはこういったヘアケアの意識を発信していきたいと思っています。

 

ケアリストとして知識や技術を高めるためにやっていることは何か

 

まず、ケアリストとしてお客様に入客をするには、知識を深める学習をしたのち、社内テストを受けて合格しなければいけません。

 

取扱いしているメーカーの資格認定を受けるには社内基準(月間で店販売上10万円)をクリアしなければ参加できない仕組みにしています。

 

それだけ厳しい基準を設定することで、ケアのスペシャリストとして、知識や技術をより質の高い教育の仕組みにしていけると考えています。

 

そして、日々カウンセリングの見直しや、自店で活躍しているスタッフが店内で勉強会をするようにしたりもしていますね。

 

やはり結果が出ているスタッフほど、積極的に外部講習に参加したり、技術の参考にするために他店に施術を受けに行ったりと意識が高いスタッフも多いのではないかと思います。

 

ケアリストを取り入れ、まだまだ成長している段階かと思いますが、今後の目標はありますか?

 

『美容の価値観は美容師側から提供する』

 

お客様によって美意識は違いますが、お客様の価値観に囚われることなく、お客様の美意識を高くなるように変えてあげられる存在でいたいと思っています。

 

そして、お客様にはこれからもずっと素敵でいて欲しいから、ケアリストから綺麗のお手伝いのご提案をしていきたいです。

 

RUSSOではケアリストという取り組みが、時代のニーズとマッチしていると感じています。今後もヘアケアの大切さをどんどん発信していきたいですね。

 

そのためにも、成功事例をもっと業界に広めていく活動が出来ればいいなと思います。

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