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”美容室の売上アップ”をさせるために月100万以上の売上のスタイリストがしたこと
美容室を拡大するため、また、安定した経営基盤を築くため、売上を増やしたいサロン様はたくさんあるかと思います。
スタイリストは月間100万円の売上を出せればすごいと言われていますが、その中でも月間200万、300万も出しているスタイリスト3名が美容室の売上を上げるためにしてきたことを、ここではご紹介させていただきたいと思います。
ちなみにこの3人に共通して言えることは、アシスタント時代にしてきたことが、スタイリストになってからも活きて、それが売上アップにつながっているということです。
そういった意味で、美容室の売上アップを目指すのであれば、アシスタントが鍵を握るのかもしれません。
スタイリストになって1年で指名売上100万を達成したアシスタント歴2年半のYさん
Yさんはスタイリストデビューして僅か10ヶ月で指名90万、1年で指名100万の売上を出され、そこからも順調に売上を伸ばしておられるようです。
Yさんのアシスタントなりたて時代
この方のアシスタント時代は休みが少なくレッスンばっかりだったようです。それもそのはず、毎日15分刻みで予約が入っている月間600万の売り上げを上げるスタイリストのアシスタントについていたのです。
このスタイリストさんは非情に人間力がある方だったようで、当時アシスタント数は10人ぐらいいたようなのですが、少し疲れてしんどかった時に顔に出てたかわからないけど、声かけをしてくれたりして、すごく忙しいのにいろいろ気配りもすごかったということでした。
実際、そのスタイリストさんに合うお客さんはみんな楽しそうにして帰っていくそうで、すごいなーと思えた人だったようです。
そして、Yさんはこんなスタイリストになりたいという目標ができたということでした。
休みが少なく体を壊して転職するも目標は忘れず自主的にモデルハントをした
スタイリストのレッスンが始まったタイミングで体を壊したYさんは、個人店のサロンに転職をすることにようです。
ただ転職してからも、目標となったスタイリストはどうするんだろうと考え、店長の指示でもなく、自主的にモデルハントをやり続け半年で200人も行ったそうです。
また、売り上げをあげてやろうという気持ちが強かったからか、毎月、自己投資の金額を決めて、時事問題やいろんなニュースや情報などが必要だと思ったので、必死で勉強していたようです。
どうしてここまでストイックになれたのか?
モチベーションになったことを伺うと、美容師を目指す時に親から反対され、親も美容学校のお金を出してくれたわけではなかったそうです。
ただ、銀行からお金を借りてあげるからとお金の借り方から借りた金額まで見せられたという過去があり、自分で借りたものだから、絶対に返さないといけないという思いが強かったと仰っていました。
売上が上がった一番の理由
売上が上がったのはアシスタント時代にモデルカットをした方の固定化が一番多きいのではないかということです。
また他にも、固定化したお客様からの紹介が多かったことと、お店の新規客をYさんならと任せてもらえていたことも大きいとのことでした。
お客様の固定化をするために行ったこと
一番頑張ったのは、お客様の印象に残ることをして、忘れられないようにしようと思ってたということです。
例えば、お客様との会話の中で、本・ランチ・映画などが出てきた場合は、実際に観たり読んだりして、感想を書いたDMなどを送っていたようです。
また忘れないようにするために、徹底的に書き漏れがないようにカルテに書き、美容・プライベートなどに分けたりして、わかりやすくすぐに思い出せる工夫もしていたようです。
売上目標を達成するための工夫はモチベーションアップをいかにするかの工夫
スタイリストとして目標を達成するためにやっていたことは、目標にフォーカスするよりも、達成したいと思う気持ちを高めることに重点をおいていたようです。
例えば、目標を達成した後のイメージを書き出して、目に見えるところに貼り付け、例えば収入がこうなっているので、こんなもの買って、こんな店に行こう。といったイメージを毎日眺めていたようです。
ただ貼るだけではなく、自分の中に落とし込むために、それを見る習慣化するための努力も行い、後には引けないようにビッグマウスを人に言うようにしていたということ。
そして、目標を達成するためのプロセスを口に出していたようです。例えば、思考していることで、これとこれとこれをやったら上がるはずだ!といったことのようです。
思考は現実化するというナポレオンヒルが著者の自己啓発書がありますが、まさに思考を習慣化させて現実化をさせていったスタイリストさんです。
スタイリストになって3年で売上200万を達成した女性Kさん
Kさんはアシスタントを4年していたが、1年目で100万、3年目で200万円の売上を達成され、今でもしっかりと売上を出されているようです。
Kさんのアシスタントなりたて時代
Kさんのアシスタント時代はレッスンをよくされていました。なぜなら、自分は人より不器用だと思っており、練習も回数をこなさないとダメだと思っていたようです。
またレッスン以外でも平均月2回、外部のセミナーへ行き、スタイリストになる前から、スタイリスト対象のセミナーに参加していたようです。
アシスタント時代のレッスン量
Kさんのアシスタント時代のレッスン量は、ウィッグを月8台ほど切っていたようです。金銭的な都合などもあり月平均1〜2台の練習量の方が多い中で、約4倍もの練習量をこなしていたことになります。
また、ウィッグでの練習以外でも、自己投資に毎月5万円ほどは使っていたようです。
とはいえ、アシスタント時代はお金も時間もなかなかないので、どのようにウィッグ代や自己投資代をまかなっていたかというと、お昼ご飯を我慢したり、できる限りレッスンや自己投資以外でお金を使う量を減らしていたようです。
また、雑誌がものすごい好きで、月10冊ほど買っては、このスタイルがいいというものをコレクションしていたという事でした。
なんでこんなにストイックになれるのか?
美容師になると親に相談すると、かなり反対され、ほぼ家出状態となってしまい、志半ばなかなか戻れないという気持ちが原動力となり頑張れたということでした。
※もう今ではご両親とも仲良くされているそうです。
確かに、家出状態になると、どうやっても自分で稼いでいく力を身につけていかなければなりません。とはいっても、しっかりとやり通すのは非常に難しいので、ものすごく意志の強い方なんだと思います。
売上が伸びた理由
売上が伸びた理由は、美容室から新規のお客様を入れてもらえ、どんどんその新規のお客様が固定化していき、また固定のお客様からの紹介が増えた事が大きいようです。
更には、自分の力なんて大したことがない、アシスタントがすごくフォローしてくれ、先輩がお客様がつくようにしてくれた。と、ものすごく謙虚におっしゃっていました。
売上が更に伸び出した一つの理由
Kさんは様々なセミナーに参加されていたとお伝えしましたが、ぐっと伸びた時期があったようです。
それは、ボブスタイルの切り方を勉強するようなセミナーに行った時に、今まで勉強・レッスンしてきた、いろんなものが繋がったというタイミングがあったと言われていました。
そして、ここから切るスピードが上がり、売上もそれに応じてぐっと上がった!という事でした。また更に、ここで自信を持てるようになったということもあり、リピートが増えたようです。
売上が維持できている理由
Kさんは撮影もすごいやっており、自分のフォト作品を作っていて、美容ジャーナルに回って、こういう作品を撮ってるスタイリストです。と売り込みにいっているようです。
そして、いろんな方にスタイル作品についてのアドバイスをたくさん受けておられるとの事でした。
また、実際に売上を維持できている理由は、スタイリストになってからも、ウィッグを月2回ぐらいを切っているようです。
何のために切っているのかというと、セミナーも行って勉強したことをウィッグで復習するためだという事でした。
セミナーへ行き、ウィッグで練習、実践を繰り返しているようです。ただこれは、自分が不器用だという自分がいて安心が出来ない。練習しなければダメになるんじゃないかという不安があるからだと言われていました。
スタイリスト2年目で200万の売上に到達したIさん
Iさんはスタイリストになって1年で120万、2年で200万の売上に到達されました。
Iさんのアシスタント時代
Iさんの働いていたサロンは撮影などをバンバン行っていたサロンで、アシスタント時代はスタイリストに撮影モデルを探してきて欲しいとよく頼まれていたようです。
モデルハントは苦手な方は本当に苦手だと思いますが、「めっちゃくちゃマッチするモデルを見つけたろ〜!!」という思いで、撮影モデルをいろんな場所で探していたとの事でした。
ただ、モデルハントをして、先輩スタイリストがカットやカラーパーマをして撮影している姿を見ているうちに、自分でもできるようになりたいという想いが芽生えるようになり、カラー・パーマ・カットなど、誰よりも練習するようになったそうです。
お店に借金できる制度を利用して練習していた
Iさんはサロンにある制度を利用して、サロンに借金をしてカットのセミナーにたくさん行っていたようです。
また、セミナーで学んだ事をどんどん練習するために、ウィッグも月8台ぐらい切っていたようです。
一般的に月に1〜2台のウィッグカットしかされない方が多いので、また4倍の練習量を誇っていました。
売上が伸びた理由
売上が伸びた理由は、撮影目的でモデルハントをし、月2回は撮影をしていたからだという事でした。
具体的にどんな事をしていたのかを伺うと、美人な人・美意識の高そうな人のみをモデルハントしていたそうです。
理由は、美意識の高い人は周りへの影響力が高いので、紹介が増える可能性があると思ったからだそうです。そしてもちろん、そこから固定客にしようと頑張ったということでした。
休みの日でも常にモデルハントできるようにしていた
モデルハントをする際、私はこういうスタイルを切っているスタイリストです!とすぐに名乗れるように、スタイルブックやお店の案内ができるもの、お店が載っている雑誌を常にカバンに入れて持ち歩いているそうです。
ここまでしていたおかげか、今ではサロンの中の撮影を任されるようになっているそうです。
まとめ
1人目(Yさん)は検証をする事が好きで、様々な事を考えるだけでなく試していき、そこからPDCAを回して、売上を上げるパターンを探されました。
何より、お客様一人一人に対して真摯に向き合っているんだな・・・と本当に感じます。
2人目(Kさん)は、勉強のためセミナーへ行き、練習して、実践してを繰り返す事により、着実に実力をつけてこられたように思います。
ある一定以上になると勉強しなくなる方もおられますが、常に勉強をされていたこと、ものすごく謙虚な姿勢は本当に尊敬します。
3人目(Iさん)はモデルハントして撮影するのが好きということが、そのまま売上に反映したということですが、一つの事をひたすらがむしゃらにやり通せるのはそう簡単ではないと思います。
ただIさんは、休みの日も関係なしに、モデルハントと撮影の事を考え、実際に実践してこられています。
どの方も非常に素晴らしい方ばかりで、売上も上がって当然!と感じてしまったのは言うまでもありません。
もちろん、周りの方の支えもあったかと思いますが、支えられる事をしてきたからこそだと思います。
この3名は、アシスタントの時から非常に頑張ってこられ、アシスタント時代からやっていた事をスタイリストになっても続けられています。
美容室の売上を上げていくためには売上をあげられるスタイリストを育成する必要があります。ただそう簡単なことではありませんが、アシスタントいかに伸ばすのか?またアシスタント時代をどのように過ごすのか?で、美容室の売上は大きく変わるのかもしれませんね。
是非、この3名がしてこられたことを、ご参考にしていただければ幸いです。
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