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オーナー様必見!美容室のSEO対策で知っておきたい3つの基礎

2017.08.17
LEDEAL通信

 

美容室の集客をホットペッパーだけに頼らずに出来るようにするために、ホームページを作ったけど、「エリア+美容室」などで上位表示できないから集客ができない。

 

このように考えている美容室のオーナー様には必ずお読みいただきたい情報を詰め込みました。

 

結論を先にお伝えをすると、実は、SEO対策について勘違いをしている可能性が高いです。

 

そもそもSEO対策は厳密には上位表示の意味ではない

SEO対策と聞くと、上位表示を想像される方がほとんどです。しかし、SEO対策は厳密には上位表示をさせることではないのはご存知でしょうか。

 

SEO=Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)といい、”検索エンジン最適化”と言う意味です。

 

ただ、検索エンジン最適化をする対策をすることによって、結果的に上位表示ができるため、便宜上SEO対策=上位表示といった意味で利用されることが多いです。

 

では本題に入りたいと思います。

 

そもそもSEO対策ってどうするのか?

 

実は、これを明確に説明できる人は、ホームページの制作会社の方でもそういないのが現実です。

 

美容室でSEO対策をするために知っておくべき3つのこと

 

そもそもSEO対策の意味を正確に理解をすることから、SEOは始まります。そういった意味で、SEO対策をするために知っておかなければいけない知識は幾つかあります。

 

・検索エンジンのこと(Google)

・検索ユーザーの検索結果に求めていること

・2種類のSEO対策のこと

 

SEO対策は根本的な意味で、この3つを理解することから始まると言っても過言ではありません。

 

検索エンジンの役割

 

 

そもそも日本で検索エンジンの約8割はGoogleです。私の周りもほとんどがYahoo!で検索するし、Googleが約8割使われているなんて信じられないと思う方がいるかもしれませんが、Yahoo!の検索エンジンの中身はGoogleです。

 

そのため、Yahoo!を利用するということはGoogleを利用していることになります。また、i Phoneで採用されている検索アプリのSafariも実はGoogleです。

 

ただ、WindowsのbingはGoogleではありません。

 

また、検索エンジンの役割を簡単に説明させていただくと、検索ユーザーが検索する語句=キーワード(質問)に対する役に立つ情報(回答)を表示するのが検索エンジンの役割です。

 

そのため、検索キーワードに対して最適だと思う結果を検索エンジンは表示しているということになります。

 

例えば、「梅田 焼肉」と検索したとします。
この場合、検索ユーザーが表示されて欲しいと考える検索結果は、「梅田のオススメの焼肉店の情報」や「梅田で美味しい焼肉店のランキング」ではないでしょうか。

 

では、「美容室 梅田」と検索した際に、検索ユーザーが表示されて欲しいと考えているのは何か?

 

これは焼肉店と同じように、特定の美容室のホームページではなく、「梅田にある美容室のたくさんの情報」です。そして多くの場合、その背景には”いいサロンがあれば知りたい”という思いがあります。

 

だからこそ、ホットペッパービューティーや楽天ビューティーのような、サロン情報をたくさん載せているサイトが上位表示されるわけであり、このようにユーザーの求める情報を表示するのが検索エンジンの役割なのです。

 

逆に、求める情報を表示してくれない検索エンジンは、使われなくなります。検索エンジンのあり方としては至極当然なこととも言えます。

 

検索ユーザーの検索結果に求めていること(キーワード)

 

 

さて、検索エンジンは検索ユーザーが利用し、必要な回答を得ることを目的としているとお伝えしましたが、その裏にあるのは検索ユーザーの検索意図です。

 

これらの検索意図は、検索キーワードに現れてきます。

 

それでは、「梅田 美容室」と検索したユーザーの検索意図を再度考えてみましょう。

 

・梅田の良い美容室を知りたい

・梅田のオススメの美容室を知りたい

・梅田にどんな美容室があるのかを知りたい

・梅田の男性でも行ける美容室を知りたい

・梅田でカラーの得意な美容室を知りたい

・梅田の美容室の料金が知りたい

 

などなど、想像を膨らませば、様々な検索意図が出てきます。しかし、ネット検索をよくされる方なら、違和感を覚えたかと思います。

 

なぜ、「梅田 美容室 料金」や「梅田 美容室 オススメ」などと検索しないのか?ということです。

 

ただ、これにはその業界の知識量が裏に隠れています。もちろん、美容室で働いている、もしくは美容室を経営しておられる方にとって、美容室の情報を詳しく検索することは当たり前です。

 

しかし、美容室の業界から全く離れたパソコンの情報を検索するとした場合はどうでしょうか?

 

まず、パソコンが欲しいと考えている場合、「パソコン 格安」「梅田 家電量販店」「パソコン オススメ」などと検索をするのではないでしょうか?

 

面白いもので、知らないことに対しては、「2語」で検索することが割と多くなり、詳しいことに関しては「パソコン 13インチ 最安値」や「パソコン 梅田 最安値」「パソコン corei5 10万円以下 」と言った目的の明確なキーワードに変わります。

 

検索ユーザーの検索背景や検索キーワードというのは、そのユーザーの知識量により変わりますが、一般の方が様々な業界について詳しいというのは非常に珍しく、明確な検索をできない方が多いのが現状なのです。

 

そのため、こういった検索をするユーザーの検索意図やその裏側を知る、もしくは想像をするということが非常に重要になってきます。

 

SEO対策を行う、もしくは企業にSEO対策を依頼をする前に、必ず考えておかなければ成功は難しいと言えます。

 

2種類のSEO対策

 

2つのSEO対策

 

見出しの通り、SEO対策には2種類あります。

 

ブラックハットSEO(俗に言う被リンク対策)とホワイトハットSEO(王道のコンテンツなどによる対策)です。

 

この2種類のSEO対策を知らずに、SEO対策会社に依頼をすれば大丈夫だろうと考え、痛い目を見ている企業・店舗は数知れません。

 

だからこそ、必ず目を通していただきたいです。

 

◆ブラックハットSEO(被リンク対策)

 

基本的には成果報酬型などのSEO対策がこれにあたります。しかし、このSEO対策は大きなリスクを持っています。

 

グーグルは多くの検索ユーザーが求める検索結果にするために、一つの仮定を持っています。それは、「人から紹介されるサイトはいいサイトじゃないか?」という事です。

 

被リンク対策というのは、この考えを利用して「他のサイトから上位表示を行いたいサイトを紹介する(リンクを送る)」という事を行い、上位表示をさせようとする対策です。

 

ただ、ユーザーの求める情報が無いサイトにも関わらず、上位表示をされてしまうと、検索ユーザーにとってその検索エンジンは「使えない検索エンジン」となってしまいます。

 

グーグルからすると、これは検索結果を操作する行為にあたるため、被リンク対策を行っているWEBサイトにペナルティーを与えています。

 

ペナルティーが与えられると、せっかく上位表示したキーワードで表示されなくなるだけでなく、他のキーワードの順位もグーグルから落とされてしまいます。

 

何よりそのWEBサイト(ドメイン)に対して、このWEBサイトは悪い事をしているから上位に出さない!と言った扱いを受ける事もあります。

 

オリンピックでも金メダルをとったけど、ドーピングをして剥奪されるということを見かけますが、まさに被リンク対策はこれにあたります。

 

◆ホワイトハットSEO(王道)

 

ホワイトハットSEOは被リンク対策とは対照的に、グーグルが良いとしているSEO対策です。このSEO対策の本質となるのは、「ユーザーが求めるたくさんの情報を載せる」事です。

 

グーグルには、理念として”Googleが抱える10の真実”というものがあり、その中の2が非常に大切になっています。

 

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
・1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

 

美容室のSEO対策に当てはめると、「ユーザーが求めているからといって、美容室に関する事以外の情報を載せても意味が無い。本当に美容室のサイトとしてユーザーが有益だと思う情報を更新していけば、おのずと結果が出てくる」と考えられます。

 

コンテンツSEOやコンテンツマーケティングと言った対策は、これにより現れたと言っても過言ではありません。

 

また、ユーザーにとって有益な情報があるサイトなので、上位表示はされたとしてもペナルティーを受ける心配は極めて少ないです。

 

ただし、”自分目線での良い情報”と”ユーザー目線での良い情報”を見極めるのが非常に難しく、ニーズを正しく理解する必要があります。

 

売れる営業マンと売れない営業マンの違いなどを説明している書籍は多数あり、実際に目にしている方も多いかと思いますが、独りよがりの説明をしてもなかなか良いとは思ってもらえません。

 

検索エンジンを相手にするように見えて相手は検索ユーザーなので、検索ユーザーがなるほど!役に立つわー!この情報が欲しかった!と思うような情報がなければ上位表示は正直されません。

 

また、今上位表示されているサイトよりも更に有益な情報を掲載しなければ、これもまた上位表示ができません。

 

ホワイトハットSEOは、良い意味で客観的な思考を持って行わなければいけないSEO対策となります。

 

美容室でSEO対策を行う上で大切な事

 

大切なこと

 

ホワイトハットSEO対策は、少なくとも1年〜3年はかかると言われています。

 

しかし、お金をかけて作ったホームページが被リンク対策によってペナルティーを受けてしまい、かけたお金が無駄になる可能性を考えると、長い目で効果的に活躍してくれるホームページに育てていく方が利益につながるかと思います。

 

美容室でアシスタントがスタイリストになる過程で、小さな事をコツコツと積み重ねて、確かな技術と知識を身につける事が大切なように、ホームページで集客をするためにSEO対策をしようとすると、コツコツと検索ユーザーに有益な情報を届けて、検索をするユーザーにとって役に立つ情報の多い良質なサイトにするのがオススメです。

 

ただ最後に残念な事を一つお伝えすると、コツコツと更新を行い良質なサイトにしたからといって、「地域+美容室」といったキーワードでは、ホットペッパービューティーには勝てません。

 

ただし、別の細かなキーワードでなら勝てる可能性は多くありますので、ユーザーの検索心理や検索背景などを深く分析していただき、ユーザーの役に立つサイトにしていただけると幸いです。

 

美容室のホームページでSEO対策をしようとお考えの方にとって、参考になれば幸いです。

また次は、美容室のホームページで行う最適なSEO対策についてお伝えしたいと思います。

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